エシャロットとラッキョウの違い

-　詳しい解説　-

エシャロット（?chalote）とはネギ科の多年草で、ネギやニンニク、ラッキョウなどの近種で、中東が原産である。タマネギに皮の色がにており、タマネギのように鱗茎（りんけい）を香味野菜として使用する。
フランス料理などでは香草として使用され、みじん切りにしたものをやすり下ろしたものをソースなどにして、肉の臭み消しやソースにして食べる。
フランスのみならず、地中海沿岸や中東地域、インド、南アジアで幅広く食べられる。

日本では生食用に栽培されたラッキョウが「エシャレット」として販売されており混同されることがしばしばである。しかし、このエシャレットはエシャロットとは別もので、見た目も味も異なる。

一方ラッキョウも同じくネギ科の多年草である。特有の辛みと香りを持つ鱗茎を食する。主に酢漬けで食べることが多く、他にも塩漬けやしょうゆ漬けで食べることがある。ラッキョウの酢漬けはしばしばカレーの薬味として出される。鳥取の特産品で、沖縄には島らっきょうと呼ばれる、通常のラッキョウより小型のものがある。