イノシシとイノブタの違い

-　詳しい解説　-

イノシシとイノブタは、ほぼ同じ種類の動物である。

イノシシは、イノシシ亜目イノシシ科イノシシ属に属する動物である。草食傾向のつよい雑食性であり、食欲が旺盛である。くぼ地に巣を作り、冬や出産前には枝を使って屋根を作ると言われる。犬と同様に嗅覚が非常に鋭く、また神経質な性格を持つ。イノシシの幼獣は体に縦縞の模様を持つことから、ウリボウと呼ばれる。イノシシを家畜化したものがブタである。1回の出産で4〜5頭出産し、繁殖力が強い。

イノブタは、イノシシとブタの交配によって生まれたものである。元々イノシシもブタも同じ動物なので、イノブタは子孫を残すこともでき、繁殖力が強いとして知られている。もともと野生のイノシシと、家畜から野生化したブタが交雑することはよくあるという。外観はイノシシと同様に毛が生えているが、顔はほとんどブタと同じである。