胃潰瘍と十二指腸潰瘍の違い

胃潰瘍と十二指腸潰瘍の違い

- 概要 -

胃潰瘍、十二指腸潰瘍はともに消化性潰瘍で粘膜の一部がなくなる病気である。飲酒や喫煙、塩分、カフェイン、また過度のストレスなどが知られている。症状としては、ともに胃の痛み、黒色便や吐血、強い腹痛などがある。胃潰瘍は胃角部にできやすく、十二指腸潰瘍は十二指腸球部にできやすい。

- 詳しい解説 -

胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)はともに消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)であり、胃酸やピロリ菌、非ステロイド系の抗炎症剤、また抗血栓症の予防に処方される低用量アスピリンなどにより粘膜が傷つけられ、粘膜の一部がなくなる病気である。これ以外の要因としては、飲酒や喫煙、塩分、カフェイン、また過度のストレスなどが知られている。
症状としては、ともに胃の痛み、黒色便や吐血、強い腹痛などがある。

胃潰瘍は胃角部にできやすく、十二指腸潰瘍は十二指腸球部にできやすい。他にも両者の違いは、例えば胃潰瘍が40代から50代の人に多く見られるのに対し、十二指腸潰瘍は20代から30代に多いこと、また日本人に胃潰瘍になる人が多いのに対し、欧米人では十二指腸潰瘍になる人の方が多い、などが挙げられる。

また主な原因の一つであるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、南米やアフリカに住む人の8割が日本人では約5割が保菌者であると言われている。

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