胃炎と胃がんの違い

胃炎と胃がんの違い

- 概要 -

胃炎は胃にできる炎症のこと。胃がんは、胃に生じる癌(がん)の総称である。

- 詳しい解説 -

胃炎とは胃にできる炎症のことである。胃粘膜が突然炎症を起こす急性胃炎と、慢性的に症状が続く慢性胃炎がある。胃炎の原因はピロリ菌への感染やアルコールや抗生物質などの薬物の接種による場合もあるが、そのほとんどがストレスによるものである。
症状としてはキリキリとするような胃やみぞおちの痛み、胃のむかつき、食欲減退などがある。胃酸過多の場合は、対処療法として炭酸カルシウムなどを接種する方法がある。

これに対して胃がんとは、胃に生じる癌(がん)の総称である。胃がんが日本や韓国などのアジア諸国と南米において多くみられるが、アメリカなどではあまり見られないという特徴がある。日本では肺がんや大腸がんと同じく、胃がんで亡くなる人が多い。
塩分のとりすぎや喫煙、またピロリ菌に長期的に感染している場合、胃がんのリスクが高まると言われる。
胃がんは早期段階ではほとんど無症状である。胃がんが進行すると、胃炎に似た自覚症状があったり、急な体重減少や貧血、黒色便などの症状がある。

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