杏仁豆腐と牛乳プリンの違い

-　詳しい解説　-

杏仁豆腐とは中華料理のデザートで、薬膳料理の一種である。喘息などの治療薬でもある杏の種を粉末にしたものを用いる。豆腐とついているが、形状が豆腐に似ているというだけで、本来の豆腐とは無関係で、牛乳とコンデンスミルク、生クリームなどがベースになっている。
日本のスーパーやコンビニなどで杏仁豆腐として売られている物は主にアーモンドエッセンスやアマレットで香り付けをしたものである。また以前は杏仁豆腐を固めに作り、菱形に切ったものが多かったが、最近はとろける食感の本格的なものも増えている。

一方、牛乳プリンはミルクプリンとも呼ばれるデザートである。通常のカスタードプリンと違い、色が白くカラメルシロップをかけない。また、卵黄を入れず卵白だけを使用するのが一般的である。また市販の物には、コストや固めやすくする目的でゼラチンや寒天を用いるケミカルプリンタイプのものが多い。
牛乳プリンはいくつかのメーカーから販売されているが、最もポピュラーなのは森永乳業の牛乳プリンである。