アンティークとレトロの違い

アンティークとレトロの違い

- 概要 -

アンティークはフランス語で骨董品、あるいは古美術品の意味である。WTOの定義では、製造から100年以上経った美術品や工芸品のことをいう。レトロは古い物を懐かしがったり珍しがる懐古趣味のことをいう。アンティークが骨董品そのものに対して使われるのに対して、レトロはスタイルのことであり、必ずしも古い物である必要はない。

- 詳しい解説 -

アンティーク(Antique)とはフランス語で骨董品、あるいは古美術品の意味である。WTOの定義では、製造から100年以上経った美術品や工芸品のことをいう。アンティークとして扱われるものには、食器や文具から宝飾品、衣類や家具まで様々である。
また、アンティークは日本の骨董品と違い、ただ古い物ではなく、希少価値のある年代物を指す。またアンティークほど古くはない物に対してはビンテージと呼ばれることもある。

レトロの語源はフランス語のr?tro、復古調であることとも、回顧的なという意味のretrospectiveの略語ともいわれる。いずれにしろ、古い物を懐かしがったり珍しがる懐古趣味のことをいう。
アンティークが骨董品そのものに対して使われるのに対して、レトロはスタイルのことであり、必ずしも古い物である必要はない。例えば、日本では2000年代以降、昭和ノスタルジーとして、昭和30年代から40年代を懐かしむレトロブームが起こり、食品や電化製品、化粧品といったものから映画や小説、音楽など多くのものが作られている。

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